03/22

止まらない金利低下!

債券高続く

 10年物国債の金利は何と0.565%です。新しい日銀のコンビに市場は長期国債の買い付けを期待して買いで応じています。それにしても10年物も国債が0.565%とは異常の極みでしょう。これは私は再三指摘してきましたが、債券相場は上昇(金利低下)する一方です。この低金利持続の状態は株には最高の環境と言えます。ますます株が上がる素地が整ってきています。しかしながらこの歴史的な高値で日本国債を購入しているのは年金の基金です。私たちの年金基金はこの国債の異常な高値を平気で買っているのです。これはリバランスと言って資産における債券の比率を保つために自動的に購入していく形です。簡単に言うと株が上がれば上がるほど資産全体における債券の比率が低下するので株を売却するしかなく、国債を購入しなければならなくなるわけです。この愚かな投資方針によって日本国民の年金は株が上がれば上がるほど売られて国債に代わっていきます。こうして年金基金はその資産のほとんどが将来は暴落必至の国債に化けてゆくのです。
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