世界ナンバー1の債券運用会社、その運用資産は日本円で100兆円を超える、ピムコですが、そのCEOのビル・グロスが債券相場の終焉について語りました。グロスによれば、債券の強気相場は4/29に終了したということです。この見解は大きな影響をもたらすと思わなければなりません。グロスは市場に大きな影響力を持つだけでなく、実際に100兆円もの資金を胸三寸で動かすことができるのです。その彼が公式に債券相場の終了を発言した意味はとてつもなく大きいと思うべきです。債券相場が終了したということは、もう日本国債の相場も上昇しない、極端に言えば、今後は暴落に向かって動いていくと言っていいでしょう。その暴落する国債を山のように保有しているのが日本の機関投資家です。日銀が必死に支えようとすることで更にマネーが供給されていきます。日本の止まらないインフレの到来は避けようがないでしょう。