05/17

長期社債は敬遠?

長期金利上昇を嫌気

 起債を見送る企業が相次いでいます。投資家の方も長期、10年以上の社債を購入することにリスクを感じ始めた模様です。直近の国債市場の混乱が大きく影響しているものと思います。この変化は余りに急激ですが、相場の節目というものはいきなり、激しく起こるものです。ましてやこれだけ歴史的な低金利こそが異常だったわけで、いよいよ相場の逆転が始まる号砲が鳴ったわけです。今後紆余屈折はあれ、日本国債は大暴落へ向かっていくでしょう。今回企業側が社債の発行の見送りが相次いでいるのは、社債の利回りの急騰に戸惑っているものです、金利が上昇したために予定通りの金利での資金調達ができなくなってきたためです。今後このようなケースが相次いで、しばらくは社債の発行市場も混乱が続くことでしょう。
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