混乱 アジア通貨へ波及
韓国、台湾、香港、インド 通貨が下落
アルゼンチンを始めとしてトルコ、南アフリカ、ブラジルなどの通貨が波乱になっていることは午前中レポートしましたが、この新興国通貨の下落の動きは午後になってアジア通貨にも波及してきています。台湾ドルは2012年1月以来2年ぶりの安値、香港ドルは7か月ぶりの安値、韓国ウォンは4か月ぶりの安値、インドルピーもインドネシアルピアも半月ぶりの安値となりました。私も昨年から一貫して今後はドルの一人勝ちと指摘してきましたが、このドルへの一極集中は、市場の中で何か波乱が起きるたびに表れてくると思います。最終的にドル高の基調は一般的な予想よりも大きくなっていくと思います。もちろん円もドルに対しては大幅安へ向かっていくことでしょう。ただ直近の場合は世界的に市場が混乱するとキャリートレイドの巻き戻しで円の買戻しが起こる状態です。そういう意味では円ドルに関しては混乱期に円買いが起こるが、落ち着くとゆっくり円安基調が進むというイメージでしょうか。