03/12

悲惨指数悪化(物価上昇と雇用環境)

33年ぶりの水準へ

 完全失業率と消費者物価上昇率を足した数字で、国民生活の窮乏度を示す指数として知られる 悲惨指数 がアベノミクスによる物価上昇を受けて悪化、33年ぶりの水準に達する見通しです。1981年6月以来の水準になるということです。日本全体として今は物価上昇となってやっとデフレから脱却できるという高揚感になりつつあります。一方で現状は4月からの消費税増税を控えて、景気の失速を懸念するむきが大半で、インフレの到来を恐れるような意見は皆無で悲惨なムードなどありません。しかしインフレというのは恐ろしく古今東西一度火がつくとあっという間に広がります。政府も日銀もデフレ脱却に必至で、とにかくインフレに持っていこうと血まなこになっています。この目論見は達成され、デフレから脱却はできると思いますが、問題はその後です。私は円安、株高と共に止まらないインフレが襲ってくると思います。
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